◆原石棺群(はるせっかんぐん) 2018年5月23日の記録
ま た 石 棺 !
――古代糟屋郡は石棺が一時トレンドであり、石棺職人たちが切磋琢磨して様々な石棺を作り、各地に石棺を売り込みに行っていた…。
的な妄想ができそうなくらい続きますな。
いや実際地域によって差や特徴がありますし、装飾が多いエリアとか石屋形エリアとか横穴エリアとかあるんですがね。ここは石棺エリアですね。
九州日立物流サービス株式会社本社様の敷地内に保存されているそうです。
来ました敷地内。
古墳巡りには縁遠いと思われがちですが、多大なるコミュニケーション能力が必要なようです…。
あと図太い神経…。
とても軽い気持ちで「見学したいんですが~」と、たまたま近くを通った社員さんに声を掛けると…一瞬何が何だか分からない様子で、内線でいろいろ聞かれていました。
思った以上に時間がかかったようで、わたしたちは能天気に『彼の電話が終わるまでにこの前の道路を赤い車が何台通るでしょうゲーム』をしていましたが、結果かなりの作業時間泥棒をしていまいました。
申し訳ありません…!!
(ちなみにゲームはわたしの負け。黒やら白ばかりで、赤は一台も通りませんでした)
その後鍵をその社員さんが取りに行ってくださり、現地まで案内してもらいました。
何から何まで申し訳ない…。たまたま通りがかっただけだというのに…。
フェンス内に保存されている石棺群ですが…また草ボーボー…。
せっかくここまで来て…と思いましたがもう開き直りました。
いっぱいあるのに写真では見えないこのもどかしさ。
見えにくいですが、肉眼だと割と見えます。
説明板にたどり着くと…
なんとこの中に13基の箱式石棺と1基の石蓋土壙(いしぶたどこう)が保存されているとの説明が…!
多いな!
『昭和42年の発見以来、ブラザー工業株式会社様のご好意で大切に保存されていた』とのことです。
日立物流様!ブラザー工業様!ありがとうございます!!
ちなみに、社員さんもここの存在を知らなかったそうです。
敷地内に史跡があるとかあまり考えませんよね。
〒811-2501 福岡県糟屋郡久山町久原2859−1
※そういえば今回の更新から同日訪問の記事のリンクを貼るのはやめました。なんとなく…。意味を見出せなくなり…。
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