◆焼ノ峠古墳(やきのとうげこふん)何度も行っている古墳


◆焼ノ峠古墳(やきのとうげこふん)

今回の古墳は焼ノ峠古墳!!
今までに数え切れないくらい訪問した古墳です。
最初にお断りしておきます。この記事、ろくに古墳の説明をしていません。

ただ、焼ノ峠古墳コレクションの一部です。

初訪問は2011年7月30日。古墳めぐり初期…というかこの頃は古墳めぐりではなくドライブ感覚で立ち寄ったようなものです。
しかし、今となっては日付を確認せずとも覚えているくらい、この日は衝撃的なものでした。

空が近くに感じる場所です。

筑前町四三嶋(しそじま)にある、前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)。
古墳の形で一番有名なのは前方後円墳、あの鍵穴型のものを思い浮かべる方が多いでしょう。

ここはあの鍵穴の丸の部分が四角になっている、九州地方ではとても珍しい古墳なのです。

 

昔携帯で撮ったんで画像は荒いですが遠方、ちょっと上から…。


全長40m。周溝(しゅうこう)を含めると44.4m。

小さいながらも造出(つくりだし)を持ち、周溝からは土器も出土しています。
石室は発見されていない模様。

またまた簡単にですが説明を…。
◆造出(つくりだし)…古墳のくびれ部分に直接くっついた壇状の施設の事で、その使用目的は諸説ありますが現在よく見る説明では『祭祀が行われていたのでは?』というものが多いです。
※焼ノ峠の造出は西側の前方部にくっついています。画像右側のでっぱり。

◆周溝(しゅうこう)…読んで字のごとく、古墳の周りにめぐらされた溝のことです。

 

というかせっかく記事にするのにこんな事を言うのは何ですが、ここ焼ノ峠古墳についてはもう小難しい説明は正直不要な気がします。
体感するしかこの感動は伝えられない。
ちなみにここ、駐車場もありますし、ベンチもあります。

ここの魅力は何と言ってもその見晴らし、そして形の珍しさです。

 

時々ドーン!と…恐らくは猟銃のものであろう銃声が聞こえてきますが…。

春の昼間、夏の夕方とかオススメかもしれません。

秋は近くの畑でコスモスが咲いていてきれいです。

いつかの大晦日、雪が降りしきる焼ノ峠にも行きましたが、寒くてとても長居はできなかったので冬以外がおすすめです。わたしは冬も行きましたが。↓

 

ここを好きになった理由は、ここに癒やされたからです。
前職で仕事に疲れていたわたしと、その時求職中だった親友は、ここの夕暮れと風に癒されました。
はるか遠くに小さく見える街の中、そんなちっぽけな中で悩んでいたのかと思えて楽になれたのです。
それだけでここが好きになりました。歴史的価値を詳しく知らず、まだ古墳めぐりらしいこともしていなかった時でも。

ああもうどこから見ても素敵。スキがないですね~!

何か辛いことがあった時や、疲れている時、自然の風を感じたい時、親友と「焼ノ峠行こう!」と約束します。
遠方からくる友人、久々にあった友人、古墳めぐりについてきた知人を連れて行く場所にもしています。

 

しかし…本音を言えば別に訪問者が増えてほしいわけではないです。
なんというか…勝手な独占欲というか…。大切な場所なので、大事にされてほしい。
もちろん他の古墳にもいえることですが、ここはホント…特別。えこひいきですね。自覚あります。

もし訪問する事があるのであれば、当然ですが帰るときも綺麗なままで!むしろ来た時より綺麗にしましょう!

完璧贔屓しまくりの大好きな古墳でした。

 

そうそう。焼ノ峠といえば

焼ノ峠古墳に昇る階段の下にあるポスト…。

これは実は…

 

答えはGoogle Mapの口コミで!

〒838-0212 福岡県朝倉郡筑前町四三嶋

 

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