摩訶不思議!地域によって違う?!お部屋の広さ!!
お元気様です。
今週は広さの不思議、地域で違うお部屋の広さについてのお話です。
「畳」と「帖」
まず、その前に、皆さん「畳」と「帖」この2つをよくご覧になるのではないでしょうか。読みは2つとも「じょう」です。よく何が違うの?と聞かれますが、実はこの2つ表記が違うだけで同じことなんです。ややこしいですよね。昔は畳が多かったので、「畳」表記の間取り図が多かったです。しかし、近年フローリングお部屋が増えてきて「畳」にするとわかりにくいということで「帖」表記を使う不動産会社が増えました。(※以降、本文では「帖」)
1帖の広さ
一般的にお部屋の広さを測るとき、1帖=1.62㎡です。つまり、帖数×1.62㎡を計算すると、お部屋のおおよその広さ(面積)を図ることが出来ます。しかし、この1帖、地域で大きさが変わることをご存知でしたか?なぜ、地域で違うのかというと、それは畳(たたみ)の種類が地域で違うからなのです。
畳(たたみ)の種類
畳の種類には主に「京間」「中京間」「江戸間」「団地間」がります。
- 京間・・・主に近畿・中国・四国・九州と西日本の大部分で使用されています。1帖=1.824㎡(955mm ✕1910mm)
- 中京間・・・主に愛知・岐阜県の中京地方や福島・山形・岩手の東北地方の一部、および北陸地方の一部と沖縄・奄美大島で使用されています。1帖=1.656㎡(910mm✕1820mm)
- 江戸間・・・主に関東・東北地方の一部、北海道と三重県伊勢地方の地域で使用されています。1帖=1.548㎡(880mm✕1760mm)
- 団地間・・・公団住宅、アパート、マンション等、共同住宅や高層住宅のほとんどで使用されています。1帖=1.445㎡(850mm✕1700mm)
ちなみに1番広い京間と1番狭い団地間を6帖で比較すると
※単位:m
上図で、左が京間(10.9443㎡)右が団地間(8.67㎡)でその差2.2743㎡!なんと1帖以上も差が出てしまうんです。県外でお部屋を借りたときにお部屋が「思っていたより狭い(広い)」と感じるのはここに理由があったんですね。